認知療法について

偏りのある認知状態から、正しい方向へと修正しよう!

認知療法とは、うつ病によって偏りが生じ易くなった考え方や物事の捉え方を、より良い方向へと修正していくことと言えます。例えるならば、不眠の状態で眠れない日が続き、無理をして余計に気が急いてしまい、より不眠が悪化してしまうことがあります。この時、自暴自棄になってしまわぬように、別の視点から見る癖を身につけて柔軟性を持たすのが認知療法です。一人ひとり、生活の水準が違うように、1日の過ごし方も違います。夜に眠りに就く人もいれば、日中に眠る人もいるのです。「夜は寝る時間」だという固定されてしまったものに、「夜は寝ても良い時間」というものに変えていくのです。人間も動物である以上、眠くなってくれば嫌でも寝てしまうものです。

目指すべき理想像が見えたなら、あとは意識付け!

歪んだ見方、偏った考え方に柔軟性が持てるようになると、目指したいと思える理想像が見えてきます。この時、正しい認知へと修正されている状態でもありますから、意識付けとして習慣化していく好機とも言えます。仮に何らかの作業を進める場合であっても、心身ともに不調を来してまでは行わず、些細なことでも違和感を覚えたのなら休息を取り入れる余裕を持つようにしていくのです。そして、繰り返していくことで気持ちばかりが先走り、焦ってばかりいた状態から、ふと立ち止まって自分の体調変化に耳を傾けて冷静に対応できる癖が身に付いていくのです。それこそが、認知療法によって手に入れた技術であり、これまでの苦しみや辛さから脱却し始めた新しい姿でもあります。